生体実験

8

地球上に飛来し、産婦人科を襲撃した宇宙人グレイ達は新たな行動に出ようとしていた。彼らは産婦人科を襲撃した後、持ち帰った、犠牲者の若い女性から搾り取った体液で祝宴を催し、戦利品の切り取った女性器や子宮を互いに見せびらかせて自慢し合った。そして、次の襲撃計画を立てた。古来地球人の男女の生殖器官から分泌される液はグレイにとって、最高級品の調味料とされている。生殖器官を持たない彼らは他の生物の生殖器官に嫌悪感をもつどころか、逆に崇拝しているのだ。今回はその最高級品の調味料を大量に調達しようという計画だった。それには、地球人の若い男女を大量に捕獲しなくてはならない。グレイは宇宙船を隠れていた山間部より離陸させ市街地へと向かった。そして、ある男女共学の名門高校へと狙いを定めると校庭へ宇宙船を降下させた。ちょうどその高校では全校生徒を校庭に集めて全体朝礼をしている最中だった。

「なんだ、あれは」

「UFOだ!UFOが降りてきた!」

たちまち校庭は大騒ぎになった。グレイは獲物が逃げないように学校全体をエネルギーバリアで包んだ。これで、地球の警察に外から干渉されることもない。UFOのハッチが開き、戦闘服に身を包んだ3体のグレイと20体の戦闘用アンドロイド兵士が現れた。アンドロイド兵の一人が壇上でスピーチをしていた校長先生に光線銃を向け、一瞬にして、黒焦げにした。

「うわーっ、逃げろーっ」

「人殺しーっ」

大パニックになり生徒達はてんでバラバラに学校の外へ逃げようとした。しかし、エネルギーバリアに阻まれて校庭の境界線から外に出ることは出来なかった。グレイの指揮官は自動翻訳機と拡声器を使って日本語で生徒達に呼びかけた。

「逃げようとしても無駄だ。大人しく元のように整列しなさい。指示に従わないものはこの場で射殺するぞ」

アンドロイド兵達が散開し、見せしめのために数人の生徒を射殺した。

「きゃああ!」

「たすけてええ!」

黒こげの死体がころがると逃げ惑っていた生徒たちは静まり返った。そして、再度拡声器でうながされると渋々、元のようにクラスごとに校庭の正面に向かって整列した。

「我々が欲しいのはお前達の生殖器から出る分泌液だ。今から、全員に容器を渡すからそれに一杯になるまで分泌しろ。もし一杯に出来ない奴はこの場で死んでもらう」

アンドロイド兵達が迅速に容器を全ての生徒に配った。男子生徒には卵大の密封容器を、女子生徒にはゴム状の棒になったペニス大の吸引器が渡された。つまり男子生徒は精液を、女子生徒は愛液を容器が満タンになるまで搾り出さなければならない。

「さあ、始めるんだ。制限時間は地球時間で3時間だ」

全生徒の数は1000人あまりいた。生徒達はざわめき、最初躊躇していたが、再びアンドロイド兵が動いて最前列にいた運の悪い生徒を見せしめのために射殺すると、恐怖にかられて、一斉にズボンやスカートを下ろした。そして、男女共に思い思いの格好でオナニーを始めたのである。1000人以上の名門高校の男女の生徒が校庭に整列して、オナニーにふける姿はまさに壮観だった。女生徒の中には処女もいただろうが、そんなことはいってられない。全員がこの日、グレイの棒状の吸引器によって処女膜を破られた。

やがて2時間が過ぎた。いくら若い高校生といっても、ぶっ続けのオナニーにさすがにほとんどのものが疲労困ぱいになっていた。男子生徒の中には死にたくない一心で10回以上射精した者もいたが容器は半分も満たされていなかった。女子生徒達も同じだった。もともと、人間には不可能な量だったのだ。この間に抵抗を試みた教師と生徒が数十人殺害されていた。

「全然足りないじゃないか。制限時間はあと1時間しかないぞ。死にたいのかお前ら。宇宙人をなめんじゃねえぞ」

1000人の生徒達は半ば絶望感に駆られながらも必死にオナニーに集中しようとしていた。

そのころ、地球の衛星軌道を周るネオガイア星人の宇宙船に宇宙の彼方からの通信が入っていた。

「船長、銀河警察から通信が入ってます」

通信担当のアリストテレスがソクラテス船長に報告した。

「銀河警察?一体何の用だ。私が出る、とりあえず、つないでくれ」

モニターに映ったのはグレイの銀河警察の高官だった。銀河警察とは宇宙を支配する有力な生命体が組織している国際警察のようなものである。有力な生命体の出身者が高官を勤めることが多い。モニターに移ったグレイが話し始めた。

「ネオガイア星人の諸君。私は銀河警察第26管区責任者のヤ・グ・オイだ。諸君らに協力を要請したい」

「協力?何ですか、一体」

「実はグレイの凶悪犯が5名、諸君らの今周回している惑星に潜んでいる。」

この前の宇宙船のやつらか。と、ソクラテスは考えた。

「我々のパトロール船が到着するまで彼らを足止めして欲しい。」

ソクラテスは思わず反論した。

「ちょっと待ってください。我々は学術調査隊です。たいした武器は持っていません。」

「足止めしてくれるだけでいいのだ。その宙域には君たちしかおらんのだ。それともなにかね。ネオガイア星人の分際で銀河警察の要請を断るのかね。」

ソクラテスは観念した。銀河警察に逆らうことは出来ない。

「わかりました。善処します」

「では、頼んだぞ」

銀河警察からの通信は途絶えた。ソクラテスは頭を抱えた。少数の犯罪者とはいえ、グレイに対抗する武器なんか積んでいない。困り果てて考え込んだが、しばらくして、ふと、思い当った。そして、実験室のアテナに通信を入れて呼び出した。

「戦闘用サイボーグの改良は終わったのか?」

「はい、前回の実戦テストでの損傷も全て完治し、パワーアップの手術も完了しました。つきましては2回目の実戦テストを実施したいのですが」

ソクラテスはほくそえんだ。

「その件だが、調度よい実戦対象が見付かったよ」

ソクラテスはアテナに事情を説明した。アテナは驚いた。

「いくらなんでも、グレイの一個小隊を相手にするのは無理です。実験体が破壊されてしまいます」

「破壊されれば、また作ればいい。バックアップデータは取ったんだろ。それとも、私に銀河警察に逆らえというのか」

実験途中の戦闘用サイボーグを出撃させるしかないようだった。戦闘用サイボーグが転送室へ連れてこられた。ついこの間、拉致され改造されたのは元国際線スチュワーデスの工藤明日香27歳である。彼女は全裸であった。両腕の肘から先がそれぞれ、レーザーサーベルと、レーザー銃に改造されている。

脳には戦闘用のプログラムが入ったコンピューターが埋め込まれており、その指示で迅速に動くことが出来る。一回目の戦闘で被った傷は完治していたが、明日香の美しい白い肌には無数の銃弾の傷跡が無残に残っていた。明日香はその後、更にパワーアップの手術も受けていた。空中戦も出来るように、背中にはランドセルのような半重力装置が取り付けられていた。手術によって脊髄の神経と直結させられているため、明日香の意思で自在に飛ぶことが出来る。さらに脳内のコンピューターも一回目の実戦テストをふまえて、より迅速に行動できるプログラムの入ったものにとりかえられていた。そして、明日香の筋肉自体も、筋肉増強剤を注射され強化されていた。強力な戦闘マシンとなった明日香は、グレイの犯罪者と対戦するため、地上へと転送された。

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