生体実験

11

それから、5時間後、千夏の手術による傷は完璧に癒着した。グレイから受け継いだ、ネオガイア星の医学ではどんなひどい傷でも薬品を使って短時間のうちに完治させてしまう。ビーナスは失神している千夏を電撃棒で起こすと、大きな鏡の前に千夏を連れて行き、変わり果てた自分の姿を見せ付けた。鏡に映ったのは犬と、人間のパロディのような自分の姿だった。

「これが、あなたの姿よ。もう、二度と元にはもどせないわ」

「いやーっ!なにこれ、この化け物。早く追い払って!」

「これが、現在のあなたの姿です。それと、もう一つ注意事項よ。あなたはこれから犬として生活してもらいます。だから、今後一切人間の言葉を喋ることは禁止よ。返事をしたり、何か言いたいときも、ワンワンとしか言っては駄目よ。わかった?」

「いや!いやよ!助けて」

「ワンワンだろう、てめえ!言ったことが判らないの?」

ビーナスは人間犬の姿となった千夏に電撃棒を振り下ろした。

「ぎゃあああ!」

千夏は2度3度と電撃棒を食らわせられ、錯乱しながらも、いやいやながら事態を受け入れた。

「ワンワン。」

電撃棒から逃れるために千夏は取り敢えずそう答えるしかなかった。千夏は犬の首輪をつけられ、ビーナスに鎖で引っ張られながら四つん這いで歩いた。足が短く切断されているので、もう2本足で歩くことは出来ない。早速、千夏は格納庫の小型宇宙艇に乗せられ、ネオガイア本星に送られることになった。実験の企画書には改造が終わり次第、至急依頼主まで移送するようにと書かれていたのだ。狭い冷凍冬眠カプセルに入れられた千夏は自動操縦の小型艇で宇宙の彼方へ旅立った。

人間犬に改造された中学校の音楽教師、森宮千夏(26歳)の乗った小型艇は、二週間後、地球から約5000光年離れたネオガイア星に到着した。到着すると千夏はすぐに、冷凍睡眠より蘇生させられ、実験の依頼主のもとへ送られた。依頼主はネオガイア星の軍需産業に大きな役割を持つ財閥の一族の一人で、グループのいくつかの会社を経営するソロンという、太った中年の男だった。ソロンはネオガイア星の首都メガポリスの郊外に大邸宅を構えており、大型犬用の檻に入れられた千夏が運び込まれたのもその邸宅だった。ソロンは新しいオモチャになる千夏の到着を待ちかねていたようであった。ソロンは悪夢のような人間犬の姿に改造された、千夏をじっくりと観察し、満足気にうなずいた。

「うーむ、なかなか、素晴らしい出来だ。おや、一箇所、私の送った企画書と違う箇所があるな」

ソロンが指摘したのは千夏の両乳房だった。企画書ではそこに、乳首を貫通させて、特大のリングを着けることになっている。

「まあ、いいか。これぐらいは、こちらでやるか」

ソロンはお抱えの調教師に千夏の両乳首に穴を開け、リングをつけるように命じた。

調教師のミノスはレーザー針を使って、手際よく千夏の両乳首に横穴を貫通させ、太さ5ミリ、直径5センチの金属性のリングを取り付けた。そして、次にこれから、千夏の夫となる、ネオガイア星原産の大型犬を連れてきた。それは恐ろしい姿だった。

「いい子だねえケルベロス。これがお前の奥さんになる千夏ちゃんだよ」

ソロンが上機嫌で紹介したその犬の姿を見て、千夏は絶句した。恐怖に、全身が凍り付いたのだ。それは普通の犬ではなく遺伝子操作で作られた化け物だった。まず、基本的にはシェパードに似ているのだが、頭が3つあった。そして股間にはペニスも3本あった。色は全身が、暗黒の闇の中から這い出してきたように真っ黒で、頭の先から尻尾の先までの体長は、優に2メートルもあった。まさにギリシャ神話に登場する地獄の番犬ケルベロスを遺伝子操作で実現させた合成生物だったのだ。

「これから、お前とケルベロスは同じ一つの檻の中で一緒に暮らしてもらう。ケルベロスにはお前を噛み殺さないように、充分しつけてあるが、万が一ということがあるのでな。死にたくなければ、ケルベロスを怒らせないようにするんだぞ」

ソロスは千夏に言い含めるように言った。千夏はあまりの恐ろしさにガクガクと震え、返事が出来なかった。

「返事は!」

調教師ミノスの手に握られた電気鞭の先が千夏の乳房に押し付けられた。

「ぎゃっ!…ワンワン」

千夏はソロスの大邸宅の庭の片隅にある、大きめの檻にケルベロスと一緒に放り込まれた。最初の日、千夏はあまりの恐ろしさに檻の片隅で縮こまって震えていたが、ケルベロスの方から千夏に近寄ってきて、千夏の体の思い思いの場所を、3つの頭の3本の舌でペロペロと舐め始めた。

「あ、ああん・・」

千夏は3本の舌で執拗に体中を舐められ、恐怖にすくみながらも、思わず快楽の声を漏らした。

「ガルルルルウ…」

ケルベロスの三つの頭の鼻息が荒くなり3本のペニスが勃起してきた。そして千夏の四つん這いになった背中に、後ろから覆いかぶさってきた。千夏のオマンコは、肌を舐められ続けたことによって、愛液が溢れヌルヌルになっていた。

「はうっ」

1本のペニスがスッポリと千夏のオマンコに納まった。しかし、後2本のペニスはいきり立ったまま、そり返っている。ケルベロスは残っている2本のペニスのうち1本を千夏のアナルに突き立てた。

「痛いっ!」

思わず千夏は人間の言葉で叫んでしまった。それを聞いた、調教師のミノスが目くじらを立てた。

「人間の言葉を使うなといっただろう!それと、ケルベロスのもう一本のペニスはどうするんだ?」

どうするんだと言われても、千夏は困ってしまった。両手は指を全部削ぎ落とされてしまっているので、手で愛撫することも出来ない。

「この馬鹿犬が!尻尾があるだろうが」

ミノスの怒鳴り声で、やっと千夏は尻尾を使うことに気付いた。もともと、削ぎ落とされた自分の指をつなげて付けられた尻尾は、千夏の意思で自在に動かすことが出来る。千夏は尻尾を、ケルベロスの最後に残った一本のペニスに巻き付け前後にしごき始めた。アヌスとオマンコと尻尾に摩擦されたケルベロスの3本のペニスは15分ほどして、ほぼ同時に射精した。それを見て、飼い主のソロスは満足気に笑った。

「ケルベロスがお前を、メス犬の妻として認めたようだな。それでは、仲良く暮らしてくれたまえ、子供もたくさん作るんだぞ。普段の調教はミノスにまかせるからな」

「はい、旦那様」

調教師ミノスは慇懃に頭をさげた。ネオガイア星の医学が生んだ薬品を使えば、全く異なる種類の生物間の交配でも子供を生ませることが出来るのだ。その日から音楽教師、森宮千夏の人間を捨てた、人犬としての一生が始まった。まず千夏にとって大変なことは、ケルベロスは3つの頭を持っているので、1つの頭が眠っていてもほかの頭が起きていて、完全に活動を停止することがないことだ。ペニスも3本あるので1本が萎えても、他の2本のペニスをいかせている間に最初のペニスが回復してしまう。つまり千夏は不眠不休で永遠にケルベロス相手にセックスをしなければならいのだ。ケルベロスといる間中、睡眠時間はほとんど取れなかたった。食事はケルベロスと共に、檻に差し入れられる皿から、直に口を付けて食べ、排泄は檻にところ構わず垂れ流した。1日1回調教師のミノスが檻の中を掃除をした。ほとんどの時間はケルベロスと共に檻の中で交尾して過ごしたが、たまにはセックスをやめて檻の外へ連れ出してもらうこともあった。その時は飼い主のソロスに首輪に鎖をつながれたまま近所に散歩に連れて行ってもらったり、犬の品評会に出場させられたりした。調教師のミノスには、遠くに投げたボールを口に咥えて取ってくる訓練や、金属の輪をジャンプでくぐる訓練をほどこされたり、その他、色々な芸を教え込まれた。そうして、1ヶ月が過ぎた頃、千夏は夫ケルベロスの子供を身ごもった。そして、さらにその10ヵ月後に出産した。それは3つの頭と3本のペニスを持つ、限りなく犬に近い容貌の人間の男の子の赤ちゃんだった。

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